つまり、妻有なのである その1
以前に「凄い陶芸展を見てきました」で書きましたが、その陶芸家さん達8人も参加する大イベント!「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」を見てきました。目的は陶芸家さんたちの作品だったので、まずは軽く2泊3日。1日目は出発が遅れたので、宿に入るだけで精一杯。2日目、むちゃくちゃ頑張って駆けずり回ってきました。この芸術祭、観覧のためのパスポートがポイントラリーになっていて、なんだか「完全制覇心」をくすぐるというか...。
陶芸家さんたちの作品は、JR下条駅から山奥に入ったところにある「願入」という集落にありまして、古民家を改造して作品展示をしてあります。その名も「うぶすなの家」。
入ると一番に目につくのが、鈴木五郎さんの作品の「カマド」。この「うぶすなの家」はレストランも兼ねていて、妻有の女性陣作の食事が食べられます。訪れた日は平日だったのでこの「カマド」は稼動していませんでしたが、お客さんの増える土日には、実際に使用してお米を炊くそうです。使えるアートですね(笑)
リクエストをすれば、8人の作家さん作の器に食事が盛られてきます。私は迷わず「吉田明 定食」にしました(<こういう名前の定食はありません(笑) 山菜餃子定食 on 吉田明さんの器」です)
吉田さんの「妻有焼」の作品も販売されていました。食器だけでなく、ちゃんと作品も展示されていました。
ここに展示してある作品のほとんどは、残念ながら9/10の芸術祭オフとともに撤収されるそうですが、スタッフの方の話では、上記の鈴木五郎さんのかまどと、澤清嗣さんの「そらまめバスタブ」
は、もしかしたら残すかも、という話でした。ちなみに↑の洗面台、トイレに設置してあります。ま、まさかトイレの便座も作品か!?と一瞬ビビりましたが、こちらはごくフツーの便座でありました。ちょっと残念。
あと見て面白かったのは、小白川集落で集中展示してある「いけばな」作品群。
「いけばな」という概念をぶち壊してくれる、どっきり作品の山です。
「いけばな」にはトンと無知なワタクシですが、強烈に気にいったのがこの作品。その名も「きみのなわ」
ネーミングセンスにまず恐れ入ったのと、見物客参加型の作品ということがポイント高いっす。
この「越後妻有トリエンナーレ2006」、美術手帳7月号増刊としてガイドブックが出てますが、今年の作品はガイドブックほとんど参考にならないです。載っているのはイメージスケッチとかが主で、実物は全く異なるものが多いです。恒久設置型でなく、この期間でないと見られない作品もあるので、まずはいくべし。
ところで。
上の「いけばな」写真群の中に、本当は展示物ではない写真が2枚あります。どれとどれでしょう(笑) 1つはすぐ判ると思いますが、もう一つは...(笑) 作品の前に必ずある「黄色い展示札」が無かったので、初めて作品ではにないと判明したブツです。ガイドさんも「アレ、だまされるよねー」と言ってました。
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Comments
はじめまして。
澤清嗣さんの作品探してたらたどりつきました。
この空豆バスタブのサイズって分かりますか?
ちょっと気になったので、大体でいいのでよろしければ教えていただけませんでしょうか?
Posted by: shula | December 09, 2006 at 10:03 PM