温泉という名の至福5 蔦温泉
世間様はとっくに梅雨、or夏日が続いているというのに、まだまだ春の話の続きです(^^;)
青森にはもう一軒お気に入りの温泉宿があります。
蔦温泉旅館さん。
こちらも一軒宿なのですが、蔦沼めぐりの拠点でネイチャーハウスも出来たし、バスの止まるターミナル風の前庭もあって、ぱっと見は「秘湯」には見えません。沼めぐりをした後、立ち寄りお風呂もくる人も多く、玄関付近はにぎやかです。
ここのお宿、「秘湯~」と思わせるのはまず「フロント」がないこと☆
えっ、じゃあチェックインとか料金支払いとかは?といいますと。
(1) 昔の時代劇のお宿みたいに、番頭さん(?)がいつも玄関外にいらっしゃて、お客さんのお出迎え&仲居さんへの取次ぎをしています。
(2)チェックアウト時の料金支払いや、貴重品預かりは「帳場」で。
さすがに文机ではなくてデスクで、背後には火災警報板なんかがありますけれど、がらりとガラス戸を開けて入らなくてはいけないところは、まさに「帳場」。レトロです~☆
そうそう、「秘湯」たる由縁。ここのお風呂は、底から湧いてます。湯船はちょっと深めでおまけに熱めですが、よくよーく眼をこらすと、底から「ポコリ、ポコリ」と温泉が泡と共に湧き出しているのが判ります。露天風呂なんかはありませんが、じっくりと湧きたてホヤホヤの温泉に漬かれます。これがまたシアワセなのだー。
宿はレトロな本館と、綺麗だけど鉄筋コンクリート作りの新館。こちらはトイレ付きで、エレベーターもついているようです。でも、私はいつも、見晴らしのよい「別館」の方に泊まっています。この「別館」、本館からは延々55段の階段の先にありまして...、ちょっと足腰自信がない人は辛いかも。コレ↓は上から見下ろしたところ。
手すりには自然の「蔦」の枝(?)が使われています。
でも、夕食は部屋食なので安心です☆
そうそう、ここのお宿の面白いところがもう一つ。お酒とかジュース類、館内に自動販売機もありますけど、外に併設の売店で買ったものを持ち込んでもいいんです。連泊の際なんか、720mL入りの日本酒なんか買って持ち込んでます。(その代わり、部屋付きの冷蔵庫はないです)。
別館が気に入っているのは、やはり見晴らしが良いから。前にはちょっとしたお庭もあって、朝方は鳥達が飛んできます。一度、キツツキを見かけたこともあるんです♪
後、宿の背後に広がる沼を中心としたぶな林は、ちょうと1時間くらいの散歩コースになっていて、新緑やバードっウォッチングを楽しめます。最近、一番近い蔦沼までは道が整備されて、バリアフリーになりました。
昨年はちょうど、ヒメハルゼミの羽化のシーズンに出くわしました。
猿倉もそうですが、毎年同じようで、ちょっとづつ違った風景を見せてくれる早春の時期。
やはり青森の春は大好きです。
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